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2021.02.13

季節のインテリアレッスン #06

冬のうつわとテーブルスタイリング ~前編~

こんにちは!インテリアスタイリストのさかのまどかです。

今月のインテリアレッスンは、「冬のうつわとテーブルスタイリング」について。

 

緊急事態宣言も延長となり、少し落ち着かない日々を過ごしておられる方も多いかと思います。

寒い季節は外に出るのがさらに億劫…笑

これはもう、巣ごもりに徹しよう!

と、いうわけで、そんな巣ごもり中にも楽しめるテーブルスタイリングのコツやうつわの選び方をご紹介したいと思います!

うつわイロイロ

夏にお話したスタイリングから気分を変えて、今回は和を取り入れたStyleにしたいと思います。

どれにしようかな〜と、想像するのが楽しい。

先ずはメインになるお皿を選びます。これがstyling point_①。

(インテリアを選ぶときにも同じくメインになるものから派生するようにスタイリングを構成しています。)

今回は、鮮やかな赤い色と目のようなデザインが印象的な器を選びました。

こちらは沖縄で作陶する「陶器工房 壹」壹岐幸二さんのmintamaと呼ばれるうつわです。

【器 mintama】

mintama(みんたま)とは沖縄の方言で目玉のこと。

器の内側の釉薬がかかっていない部分にアクセントとして描かれた点を、目玉に見立ててこの名前が付けられたそうです。

沖縄で400年ほど前に作られていた「涌田焼」を現代風にアレンジした器で、沖縄らしい強い色彩を取り入れつつ、現代の食卓に合うような形や大きさで作られています。

このお皿に出会って一目惚れした私。

他では見たことのない鮮烈な赤い色・そして目のようなデザインにスタイリング意欲が掻き立てられます。

そしてそれに合わせたテーブルクロスは、アマゾンのシピボ族の泥染めの布。

【シピボ族の泥染め】

南米ペルーに住む先住民族シピボ族は、独特な模様を施した工芸品で知られています。アマゾンの泥に含まれる鉄分と、樹木の表皮を煮出して作った染料が化学反応を起こして黒くなる性質を利用して、布地に手描きで模様を描いて作られています。

南米の布なのに、どことなくオリエンタルな雰囲気も感じます。

この2点を使ってスタイリングを構成していきたいと思います。(インパクトの強いスタイリングになりそうです。)

メインのお皿が決まったら、次はサブになるものを選びます。(styling point_②)

今回は和の要素を取り入れたく、豆皿を使ってみようと思います。

豆皿ってついつい集めたくなるんですよね〜

日本の作家さんのお皿から海外のお皿まで。

色々な料理を少しずつ盛り付けると可愛くてテーブル上が華やかになるのも楽しい。

おうちにお客さんが来るときのアイデアとして使ってみてください。

副菜のお皿は形や高さが異なるデザインを選ぶことで、テーブルスタイリングにリズムが生まれます。

【器 コッツウォルズ ラウンドボール】

岐阜県土岐市に工房を構える、水野幸一さんの作品です。コッツウォルズと名付けられたシリーズで、昔ながらの建築様式がそのままに残るイギリスのコッツウォルズ地方の、古きよき英国の田園景色を思わせる器です。

こちらは、モロッコの器。おおらかでぽってりしたデザインが可愛い!

すべて手作業で作られているので大きさや色ムラなど、一点ものならではの魅力があります。

独特の釉薬美、素朴で力強い存在感があります。

今回は食卓で使用しましたが、アクセサリーを置いたりキャンドルやお花をいけても素敵です。

続きは後半へ!

後半では、テーブルスタイリングのポイントに加えて盛り付けのアイデアをご紹介していきます。

 

Photo by 木村文平

【記事協力】
雨晴/AMAHARE https://www.amahare.jp/
ROUND ROBIN store.roundrobin.jp

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