こんにちは、mikaと申します。
岩手県のシンボル、日本百名山のひとつである岩手山の見える土地にマイホームを新築しました。
夫と3人の娘たちと、毎日表情を変える岩手山の景色を楽しみながら暮らしています。
転勤、引越しを重ねて
実は私たちにとって縁もゆかりも無いここ、岩手県。
夫は北海道、私は秋田県出身。お互い上京し、東京で出会いました。
それから一時的に北海道に移り住み、その後転勤族になりました。
青森県、栃木県、北海道、宮城県、そして現在暮らしている岩手の土地に辿り着きました。
独身時代も含めると、11回の引越しを経験しました。
転勤族になってからは「一生マイホームを持つという夢は叶わないのだ」と思いながらも、引越しを重ねるごとに、「家を建てるならこうしたい!」と自然と目が肥えていく感覚がありました。
マイホームへの小さな一歩
宮城県に引越して間もなく、夫から「住宅展示場に行ってみたい」と言われました。
それに対して私は「転勤族で家なんて建てられないんだから行っても無駄!」と。突拍子のない夫の言葉に反射的に言い返してしまったのです。
けれど冷静になってみると、娘たちは今まで転園2回、転校2回を経験し、せめて中学校からはもう転校させたくはないという思いもあり、「そろそろ定住先を考えてもいいのでは?」と思うようになりました。こうして、ほんのわずかなマイホームへの夢がふくらみ始めたのでした。
そして初めて訪れた住宅展示場。夫と外観の好みが一致した1件目となる、あるハウスメー
カーのモデルハウスに、私たちは吸い込まれるように入っていきました。
180度の方向転換
夫に誘われて吸い込まれるように入っていったモデルハウスは私が想像していた“マイホーム像“の外観ではありませんでした。
どっしりとした重厚感のある軒の深い三角の大屋根デザイン。余白がある事で感じる豊かさ。今まで感じたことのない魅力に初めて気づいた瞬間でした。
当初、私が思い描いていたマイホーム像は四角の箱で、余白はなくスマートであればあるほど良いものというイメージでした。
そんな私の価値観を180度覆された出来事がこのハウスメーカーとの出会いでした。
経年美化
中に入ってみるとそこには木の温もりであたたかい空間が広がっていました。
キラキラ輝くというよりは、ホッコリとあたたかく、なんだか懐かしいという印象です。築12年と聞いて、とても驚きました。
よく見てみると板張りの木や、手がよく触れる箇所が味わい深く変色していたり。
なんだか歴史のある建造物の見学に来たかのような感覚になり、すっかり心を奪われてし
まいました。
この時初めて「経年美化」という言葉を知りました。
それまでは「新品の物をいかに新しいまま保つことができるか」「傷が付かないものこそが価値のあるもの」というマインドだった私にとって、この考えかたは深く胸を打たれたのでした。
時を経て、歴史を刻み、味わい深いものに価値を見出すこと。
それは住み手にしかできない、唯一無二であること。
世界観の一致
それからも10社ほどハウスメーカーを巡り、たくさん調べたり、見比べたり…。
今改めて振り返ってみてもハードな毎週末を過ごしたな、と思います。
家は人生において一番高価な買い物であり、家族が暮らす場所、家族が安心できる場所です。時には命を守ってくれるもの。だから妥協は一切できない。そんな私たちのハードルを超えたのは結局1件目のハウスメーカーでした。
ハウスメーカーとの契約を経て打ち合わせを重ねていくと、設備選びに直面しました。
キッチン、お風呂、洗面台、トイレ…。
こちらも妥協したくないという想いから7社のショールームに足を運びました。
ウッドワンさんに出会ったのは3件目。
人通りの少ない場所にひっそりと存在する事務所の様な外観。
正直、とても入りずらい雰囲気がありました。
そんな思いとは裏腹に、中は外観から想像できないほど素敵な空間が広がっていました。
恥ずかしながらウッドワンさんを知ったのはこの時でした。当時は「木を扱っている会社」ということくらいしか知りませんでした。
本物の木を贅沢に使ったキッチンが展示されていて、木の香りに包まれた癒しの空間でした。
扉を実際に触ってみるとしっとり滑らかで温かみのある今までにないキッチンでした。
案内して下さった担当の方から「本物の木なので少しずつ色が変化していくのを楽しめますよ」とお話ししていただいて、私達が建てようとしているハウスメーカーと似た価値観であることに驚き、巡り会えた喜びのようなものを感じました。
「みんなと同じはイヤ」の本当の理由
わたしはいつも、流行り物に対してあまのじゃくな感情をもち、それは自分にとって価値のあるものなのだろうかと、自問自答することがよくあります。
本来もっている“自分らしさ”が高まるものか。モノを選ぶときは、いつも自分軸を大切にしています。
現代ではSNSで誰とでも繋がることができるため、〇〇さんがおすすめしていた、今注目されている〇〇!など情報過多な傾向にあります。いざ自分が使ってみたら、思っていたのと違うという悲しい経験は皆さんも少なからずあると思います。
自分に合わなかっただけなのになんだかモヤモヤ…。
みんなが良いって言っていたのにどうして?と他責思考になってしまいがち。
一方、自分軸で素直に決断した時、それが失敗だったとしても「あの時の自分はそうだったのね」とすんなり受け入れて納得できてしまうものです。
そしてなにより、自分で選んだものは使えば使うほど愛着が湧いていくものではないでしょうか。
自分で見て、聞いて、触って、感じて何を選ぶのか。日々、取捨選択の連続だなと思います。
自然と共に
賃貸歴10年。様々な地域に移り住みここ岩手県にたどり着きました。
私はもともと田舎育ちだったということもあり、都会での生活に憧れを持って上京したのですが、結婚して家族が増えていく中で、便利な反面、都会の窮屈さを感じるようにもなっていきました。
転勤族ならではなのでしょうか。当時は、転居先の観光名称巡りをよくしました。
神社やお寺、滝、海、湖。桜並木、紅葉ドライブなどたくさん出かけました。
キャンプも始めて、さらに自然の中に行くことが増えました。
桜の木の下でのんびり過ごしたことも、ザーザー雨に降られたことも、コオロギの群衆に襲われたことも、寒さに凍えながら夜空の満天の星を見たことも、全ては自然の中に私達がいたということ。
土地探しにあたっては、田舎暮らしがしたい、住宅が密集していない、そこまで不便ではない、という希望をもちながらいくつか見て回りました。
そしてある日、現在住んでいるこの土地に足を踏み入れました。
借景に憧れがあったので、直感タイプの私は一目惚れ。
慎重派の夫も「良いね~!」と。
特殊な土地で不安だったのですが、一方が開けていてそこには雄大な岩手山がこちらを見ていました。
自然を感じながらの暮らしに夢がどんどん膨らんでいきました。
壁付け×アイランドカウンター×L型キッチン
ウッドワンさんのショールーム見学後、いただいたキッチンのカタログをめくっていると私の好きがギュッと詰まった様なページに思わず釘付けになってしまいました。
まるで家具のような框扉の壁付けキッチンと、空間の主役にもなるアイランドカウンターのある施工例でした。
ちょっと珍しいオリーブカラーは個性がありつつ優しい色合いで完全に私好み。
框のデザインは他にもたくさん見ていました。ウッドワンさんの框デザインは主張しすぎず我が家の雰囲気に溶け込んでくれると思いこれしかない!と確信しました。
岩手山を見ながら料理をしたい、空間を広く見せたい、ダイニングとの動線が良いという希望を条件に間取りを考えていました。
我が家の場合、壁付けキッチンにするとカップボードを設置するスペースがなく、それなら思い切ってL型にしてみようと思いました。そして真ん中にはアイランドカウンターを。
自分仕様の特別なキッチンにとてもワクワクしたのを思い出します。
みんなが集まる
私がキッチンに立っていると自然と娘たちが集まってきます。
今日のご飯の確認や、学校、幼稚園での出来事を話してくれたり、時には料理のお手伝いもしてくれます。
リビングよりダイニングキッチンにいる時間の方が多いことも。
賃貸に暮らしていた時はとても狭くて、そんなことは到底受け入れてあげられなかったので、ちょっと反省。今こうしてみんなが周りに集まってきても心に余裕があるのは、物理的に広々しているからだけではなく、大きな岩手山の見えるこの場所で、どんな時も私をそっと受け入れて応援してくれるお気に入りのキッチン、スイージーだからなのかもしれません。
小さなヒントの欠片をかき集めたら
田舎で育ったこと、上京したこと、夫と出会ったこと、転勤族になったこと、たくさん引越しをしたこと、家族が増えたこと、自然が好きでキャンプを始めたこと、マイホームを夢見ていたこと。
素敵なハウスメーカーと出会い価値観を覆されたこと。
岩手山の見えるこの土地に出会ったこと。
気づけばキッチンはスイージーを我が家にお迎えするヒントの欠片をたくさん手にしていました。
そして今。
温かいご飯にお味噌汁、自分で育てたお野菜。焼いただけのお魚やお肉。
特別なものはないのだけれど。家族で輪になる特別な時間。
ただただここにある幸せで手いっぱいになりながら暮らしています。
mika | 岩手山の見えるお家
秋田県出身。桃、梅、柚 3人娘の母。
転勤族でありながら、パパの「家見に行きたい!」をきっかけに夢のマイホームをもつ。
木ままびと。2026メンバー。
Instagram:@momoumeyuzu.housing