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イロカタチ。Chocolat さんに教わる、⾊彩と⽊が調和する家づくり。

鎌倉の豊かな自然に囲まれた、美しいお住まい。そこは、アクセサリー作家としても活躍するショコラさんが、ご家族、ご両親と暮らすために建てた個性あふれる二世帯住宅です。

一歩足を踏み入れると、ピンクやイエローを散りばめた心躍る「イロ」、そして丸や三角といった個性的な「カタチ」が目に映ります。

鎌倉移住と、程よい距離感を保つ「二世帯住宅」

以前は東京で暮らしていたというショコラさん。移住のきっかけは、高齢になったご両親との同居を見据えたことでした。義理の妹さん夫婦がすぐ近くの葉山で暮らしていたこともあり、ご家族全員で同じエリアへの移住を決意。お子様が小学校に入学するタイミングに合わせて家づくりがスタートしました。

鎌倉の美しい景観に配慮した2階建ての建物は、玄関とお風呂を共有にしつつ、それぞれの居住スペースを分ける「一部共有型」の二世帯住宅です。

「将来的な使い勝手の変化にも対応できるよう、完全分離にはしませんでした」と、ショコラさん。

プライベートを尊重しつつ、家族の温かな繋がりを感じられる絶妙な距離感の間取りとなっています。

Pinterest(ピンタレスト)を教科書に。アーティストの繋がりから生まれた理想のデザイン

ご夫婦でミュージシャンとしても活動するショコラさん。逗子のアーティスト・花井祐介氏の紹介で出会った工務店「オルガンクラフト」の女性設計士さんとイメージを細かく共有し、光が優しく差し込む小さな中庭や、窓の美しい配置など、アイデアが次々と具現化されていきました。

「光がたくさん入って、風が通り抜ける家」を家づくりテーマに掲げ、おもなアイデアソースとなったのは「ピンタレスト」でした。

海外の事例を参考にもしながら、ご自身のアクセサリーデザインにも通ずる「〇まる」や「△さんかく」といったモチーフを随所にちりばめて…。

オーダーメイドのレンジフードと、色使いの妙

2階に配置されたリビングダイニングで一際目を引くのが、キッチンの大きな三角形のレンジフード。既製品にはないオリジナルデザインを求め、オーダーメイドで造作されました。またアーチ型をした海外製の取手も、手触りのよい木の素材のものを選ばれました。

キッチンの「白」、天井の優しい「ピンク」、そしてショコラさんが20年近く愛用しているという「黄色」の冷蔵庫。自分の好きな“イロカタチ”を集めて、世界にひとつだけの遊び心溢れるご自宅が完成しました。

直感で決めた、“白”のキッチン su:iji スイージー

大きなアーチをくぐり、壁付け設置されたキッチン。

「一般的なシステムキッチンの、表面がピカピカとした質感がどうしても馴染めなくて…」と、ショコラさん。

本物の木が持つナチュラルな質感と、扉にあしらわれたクラシカルな「框(かまち)デザイン」に惹かれたといいます。

「白い天板×白いシンク」で統一された清潔感あふれる空間

ショールームで実物を見て、迷わず決めたという、白いワークトップと白いシンクの組み合わせ。さらにキッチンの壁には、白いタイルを敷き詰めました。

ミーレ(Miele)の大容量食洗機を導入。

食器洗い機は、遊びに来たお友達からも大絶賛のお気に入り機能美です。

朝の静けさと、変化する景色

「朝、まだ誰も起きていない静かな時間に、ブラインドを上げて窓を開ける。白湯を沸かしているときの静けさが、本当に幸せなんです」

鎌倉の野鳥たちが鳴き声で挨拶してくれる中、一杯ずつ丁寧にコーヒーを淹れる時間。お気に入りのキッチンカウンターで、夫はコーヒーを飲み、お子様はダイニングテーブルで朝食をとる。家族が揃うと、家も少しずつ表情を変えていきます。

「予算で諦めた部分もありましたが、どこをとっても後悔のない、大好きな家になりました」

木製パーツに色を塗って仕上げる、ショコラさんのアクセサリーのように。このお家も、時を重ねるごとに家族の手で味わい深い色に彩られていくように思います。

(文:松岡)


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