自然を感じる暮らしって、ローカルな場所でなければできないのでしょうか?日本の伝統って、いまの私たちの暮らしとは縁の遠い話なのでしょうか?きっと、そんなことはありません。「自然が、自然に、とけこむ日々」のシリーズでは、もっと自由に、いまのスタイルにあわせて、日本の風習や、季節の情緒を楽しむかたちを探っていきます。
目にも涼やか
日本の夏の甘味として親しまれている餡みつ。夏バテ気味でも食べやすい、つるっとした喉越し。冷たい氷を連想させる四角い透明の寒天には、見た目からも涼しさを味わおうという昔の人のアイデアが活かされています。
和の甘味処でなければなかなか味わう機会のない餡みつですが、近くのスーパーでも手に入りやすいお砂糖、寒天、白玉粉で簡単に作ることができます。好きな器を使い、お好みのトッピングでアレンジが広がるので、夏のおうち時間に家族みんなで作ってみましょう。
餡みつの作り方
基本の材料 (4人分)
- 白玉だんご8個分 [白玉粉40g/砂糖小さじ2/水大さじ2と1/2]
- 寒天[粉寒天4g/水500cc/砂糖50g]
- 白みつ(作りやすい分量なので多めにできます)[砂糖200g/水120cc]
- 市販の餡や果物、アイスクリームなどお好みで適量
4.白みつを作ります。
材料を鍋に入れ、中火にかけて砂糖が完全に溶けるまでヘラで混ぜます。溶けたら火から下ろして荒熱を取り、氷水に当てて冷やしておきます。
寒天は冷蔵庫で冷やしすぎると透明感がなくなってきます。シロップの方を冷たくして盛り付けるのが、見た目に涼やかに仕上げるコツです。
ほうじ茶で寒天を作ってみたり、白みつを好きなジュースやソーダに替えてみたり、自由に好きなアレンジを楽しんでくださいね。
〈 取材協力 〉