こんにちは、インテリアスタイリストのさかのまどかです。
季節のインテリアレッスンを始めて、今回でまるっと1年が経ちました!1年間お付き合いくださりありがとうございます。
この連載のスタートが決まった頃。ちょうどコロナウィルス感染予防の為に自宅待機が始まったタイミングでした。撮影などの仕事は一時ストップ、お店なども全て閉まっており、私自身どのように何をお伝えするのが良いかと考えていました。
しばらくしてお花屋さんやスーパーなど日用品を買える場所が開き出し、お花を飾ることが出来た時、小さな花に救われたような気持ちになりました。そんな方も多かったのではないかと思います。
そこから「小さな良い事」をテーマに#01 STAY HOME with Flowersを書きはじめることが出来ました。
STAY HOMEというコトバが一般化されて、家を楽しもうという機会が増え、インテリアに関心を持つ方も増え、今後ますます盛り上がっていくのではないかと感じています。(そうであって欲しいなぁ)
さて、前段が長くなってしまったのですが、今日は原点に帰ってmy homeからお伝えしたいと思います。
冬から春へ、おうちの衣替え
この時期になると私の家では、ファブリックやアートなどのデコレーションを冬用から春用に衣替えして楽しんでいます。例えば、ホームファブリック…ベッドリネン、クッション、ラグ、カーテンなど。一気に変える訳ではなく、気が向いた時に少しずつ変えています。
まずはBED room.
冬場は毛布や厚手の生地など、あたたかな素材のものを使用しています。
(布団の上にかかったブランケットはニュージーランドウールのもの、めちゃくちゃあったか!)
春になると、シャリっとしたリネン素材にチェンジ。
リネン(麻)の肌触りがスッキリとさわやかで気持ち良いんですよね〜(逆に冬場はウールに包まるのが柔らかくて落ち着く…)
冬場は暖色のスタイルでしたが、春に向けて寒色をいれることで視覚的にも爽やかなムードに変わります。フレグランスも爽やかな香りに変更。
上からかけたブランケットには春らしいピンクの要素が入っています。マスタードイエローの枕は通年使用していて、どちらの季節にも合う色。差し色に。
LIVING ROOM
次はLIVING room.
ウールのラグと、暖色系のクッション・キリムクッションを合わせています。
クッションとアートを変えただけで爽やかな印象に。
こちらも暖色から寒色に変更。
春先はまだ足元が寒いので、ウールのラグを引き続き使用。
夏にはラグもジュート(麻)素材に変更。一気に軽やかな印象に。
家の壁は昨年の自粛期間がスタートした際に、夫とふたりで漆喰を塗りました。表情を出したかったのでパテを使わず手で塗ったのが良い思い出。アートも映えます。
お部屋がスッキリして見えます。ところどころに黒を使う事で引き締める効果が。グリーンとお花も欠かせません。
CURTAIN
カーテンも暖色から寒色に。
家ではチュールという素材で作られたカーテンを使っています。フランスのものなのですが、光を通したときの透け感が魅力。機能性よりデザイン重視。気に入りすぎて5色持っています。うっとり。
今回でまるっと1年をむかえたインテリアレッスンは都内でも自然あふれる多摩川の近所をベースにした拠点からお届けしています。
私自身、ずっと都会に住んでいたのですが、ここに越してきて自分がクリエイティブな活動をするのに自然の近くにいる事がとても大切で人にとって‘自然’であると感じています。
春には花が咲き、初夏に向けてゆっくりと芽がのびてくる、そんな自然を感じられる暮らし方の大切さにリモートワークをする中で気付く方も増えたのではないでしょうか。
季節が変わると共に暮らしと合わせてインテリアも楽しみたい、この連載がそんな「日々の小さな幸せ」のキッカケになれば幸いです。
雑誌・webなどのメディア・広告撮影時のインテリアスタイリング、商業施設・ショールーム・ホテル・オフィスなどのアートワークやディスプレイ、住宅などのインテリアコーディネート提案をしており、アンティークやハンドクラフト・植物や花を取り入れたインテリアの提案を得意としている。
匂いを感じられるインテリア、ストーリーを大切にしてスタイリングをしています。
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