閑かに一日を語り合う、料亭のように。
家族で食事をとる時間を何よりも大切にしたいから。
「ダイニングには、テレビを置かない」お施主様が家づくりの時に最も大事にされたことのひとつが、食事の時間と空間でした。「テレビがあると会話がなくなる。ごはんを食べている30分間ぐらいは、家族で話しあう時間にしたい」という想いから、風景と会話を楽しむ料亭のような空間を望まれました。少し反りはじめた木の椅子に腰かけ、小石原焼のお皿によそった料理に舌鼓をうちながら、雨に濡れる坪庭を眺める―。そして今日いちにちあった出来事を、家族でゆったりと語らいあう。音もなく時間が流れるようなこの場所で、庭の草木の気配と、ご家族の話し声だけが、今日もやさしく揺らめいています。
食卓からの会話と風景を何よりも大切にして、畳、キッチン、坪庭は全て違う高さにある。
住まいを囲む坪庭はすべて、「道行く人のための庭ではなく、家族のための庭」。
家づくりにあわせて食器を一新。地元の名品である小石原焼を揃えられた。
まるで洞窟のような壁は、地元の採石場から集めた土を使って地層をイメージして塗り重ねた。
座卓とキッチンカウンターには、かつてご神木だったという楠の板を使用。 住みはじめてから収縮したしキズもついたけど、飽きが来ないと語られていた。
リビングは明るい洋間とし、お子様のものまで選び抜いた家具が並ぶ。
[お客さまと木のある暮らしとのつながりデータ]
[建物種類] 新築戸建
[ご家族構成] 3人(30代ご夫婦、息子さん)
[木のある暮らしを選んだ理由] 料亭のようにお洒落で落ち着いて家族と過ごせる食卓を希望。
[ウッドワンの商品を選んだ理由] 木のキッチンにする方向性はもともと決めていた。ショールームを訪問し、担当者が尽力してくれたことが大きかった。
[暮らしはじめて変わったこと]
・家にいる時間が増えた。以前は土日のたびに出かけていただ、今は家にいてのんびり過ごすことが何よりも落ち着く。
・食器や家電などを少しずつ良いものに変えていっている。