ハウスメーカーでつくる、木のある心地よい暮らし
家づくりを「ワクワク」に変えたタイミング
千葉県にお住いのFukuさんご家族。大阪から東京近郊への移住という大きなライフイベントと同時に、家づくりがスタートしました。お仕事都合により各地を転々としていたそうですが、ご主人の本社勤務が決まり、またお子様の小学校入学という大切なタイミングも重なったことで「マイホームを持つなら今なのでは」と、一気に計画が具体化しました。
ハウスメーカーで家づくり
ご夫婦2人、男の子2人の、4人家族。
庭でお花を育てたいという憧れもあり、ある程度の広さが欲しかったことから戸建て住宅を選択されました。転勤前に、大阪に住みながらの土地探しは物理的に困難もあったようですが、ハウスメーカーは3社を比較検討した結果、アキュラホーム様と契約。
決め手は営業担当者様との相性の良さと「あれがしたい、これがしたい」という要望に対して、柔軟に対応してくれた点だったといいます。
2WAY玄関(左)と、キッチン奥に構える書斎(右)
コンセプト決め
かつてインテリア関連でお仕事をされていたという奥様のFukuさん。もともと考えていたのは、オールステンレスのシャープなキッチンとモルタル調の床を組み合わせた、モダンなリビング空間でした。しかし、予想外の出会いが、家全体のコンセプトを軌道修正することになったといいます。
ウッドワンのキッチン、スイージーとの出会い。ウッドワンプラザ大阪
大阪で家づくりを検討していた当時、キッチンは提案されたメーカーのショールームを5社ほど巡っていたそうです。その見学先の一つ、グランフロント大阪で、たまたま同じフロアにあったのがウッドワンのショールーム。そこで木のキッチン「su:iji(スイージー)」を見かけたことが、最初の出会いだったといいます。
価格を凌駕する「ワクワク」の力
「実は、一度見かけてから、正式にショールーム見学に行くまでは、木のキッチンの“お手入れ”に抵抗がありました。でもちゃんと説明も伺ったら、思ったより普通のキッチンと変わらないんだなって。塗装はしっかりされているし、木だから神経質になるというのもなくて。だから、最終的にはキッチンに立ったとき、自分がワクワクするかどうかを考えて、スイージーを選びました」
スイージーキッチン 扉の塗装工程
アイランド型キッチン+ダイニングテーブル
以前の賃貸暮らしでは、壁付けのキッチンで閉鎖的に感じていたようですが、新居ではリビングも見渡せるオープンなアイランド型のキッチンを採用。
「持っていた木のテーブルが、思ったよりしっくりきて本当によかった」
キッチンとダイニングを横並びに配置するレイアウトは、動線もコンパクトで、家事効率も良さそうです。
「以前は家族と目線が合わなかったし、会話にも参加できなかったんです」と振り返るFukuさん。
開放的な設計により、料理をしながらでも家族との会話に参加でき、まだ小さなお子様の見守りもできるように。南側に大きな窓を設け、1日中日当たりが良いので、家族みんなが朝型生活になったともいいます。
キッチンで譲れなかったポイント
キッチンで、機能的な要件として必須だったのは「ワークトップがステンレスであること」「シンク下をオープンにできること」「海外食洗機を採用できること」。
他のメーカーも検討する中で、妥協を考えた瞬間もあったようですが、スイージーはその必須ポイントをすべてクリア。
またスイージーは、もともと標準採用のキッチンではなかったそうです。家づくり中にFukuさんがたまたま出会い「いいな」と感じて迎え入れたことがはじまりでした。結果的にはオプション扱いとなり、少し割高となってしまったようですが、毎日を過ごすことを考えたとき、感覚的に「ワクワク」が上回るほうを選ばれました。
木のキッチン su:ijiスイージー アイランド型 NZ20 ミディアムブラウン色
毎日の炊事を行う場所、キッチン選びは、家づくりにおいて最も悩み、考える時間も多いもの。機能の充足が大前提としてあるなかで、心から惹かれるかどうかの感情的投資に、長期的な満足度が保証されるのかもしれません。
アイランド型キッチンW2580(左から:シンク1050+食洗機450+調理引き出し300+コンロ750)※単位は㎜
「食洗機については、SNSで“60cmが正義”というようなSNS投稿をよくみかけましたが、45cmにしました。この30cmの引き出しが、お箸や小物の収納にすごく重宝するので、うちのキッチンは、結果的にこれで良かったなあと思っています」と、Fukuさん。
カタログ上の容量表示では、実際のところ判断は難しく、食洗機の稼働頻度や食器量など家族の生活スタイルに基づいて、最適なバランスをみつけたいものです。
まるいタオル掛け(こちらは市販品)
空間を活かす
「キッチン前面は、ワークトップの奥行きが90㎝あることで配膳する前に仮置きができるし、ここにイスを置いたらカウンターとしても使えます。大人数で集まったとき、テーブルだけで足りなかったらここにイスを出して使えるので、この十数センチが大きかったりしますね」
コンセプトの変更
こうしてキッチンをスイージーに決めたことにより、家全体のインテリアテイストを大きく変更することとなったようです。木のキッチンが持つあたたかい表情が、当初計画していたモダンで無機質なイメージから、家族の温もりを感じる有機的な空間へ。
「この光の入りかたも毎日すごく気持ちよくて。本当に気に入っています」と、Fukuさん。
色味も落ち着いたヴィンテージ感のあるテイストがご夫婦の好みに一致したようです。
好きなテイストで家づくり
「いい家をより安く」をコンセプトに、高品質な家を適正価格で提供するハウスメーカー、アキュラホーム。完全自由設計で、大空間・大開口を可能にする高い耐震性と高気密・高断熱性能を両立した家づくりが特徴です。内装は「ホテルライク」「シンプルモダン」「ジャパンディ」といったスタイリッシュなインテリアデザインを主流としており、木のあたたかみ、ヴィンテージテイストの家づくりは、採用実例がまだ少ないようです。
しかし、営業担当者様もスイージーを見て「かわいいですね」と好意的な反応を示してくれたほか、実際に家づくりを検討されているかたから「このキッチンは何ですか?」といったSNSでの質問も多いとか。
ダイニングまで。
床材は、キッチンで素材を見切るのではなくダイニングテーブルまで含めたかったそう。
突板仕様の木のフローリングに、モルタル調のシート素材をミックス。
「子どもの食べこぼしが多いので、食事するところ、くつろぐところ、神経質にならないように床を区切りたかったんです」と、Fukuさん。
小さなお子さまと暮らすアイデアも満載のご自宅です。
“おこもり感”のある書斎からみえる、室内窓越しのキッチン
当然ながら、営業担当者様からの家づくり提案も手厚くある一方で、キッチンのほか、ドアや洗面台、全体のテイスト、設計間取りにおいても、Fukuさんはかなり積極的にInstagramやYouTubeなどのSNSを参考にされたようです。
書斎・通称“ゲーミングルーム”
ご夫婦ともに映画やゲームが好きで音が響くので、天井に吸音材を入れるなど、口コミも参考にしながら満足度の高い家づくりをされています。
アドバイザー活動
ご自身の家づくりの記録として始めたInstagramアカウントではアドバイザーとしての活動も。目的は同じハウスメーカーで検討している人に対して、より近い距離感で相談に乗ることです。標準外商品の選択への経験に基づくレビューもあり、みる側にとってはリアルで高い信頼性のある情報ですね。
「最初は、子どもがおもちゃを落とすのにも敏感で。床はところどころ凹んでいますが、もう味だと思うことに…」とFukuさん。そんな子育て世代のリアルなお声も伺えそうです。
アカウントはこちら→ @___fu.9
家族とともに育つ、木のキッチン
家族が毎日暮らす家づくりでは「心から気に入ったもの」「ワクワク」を選び、その製品が持つ力を信じてみたいものですね。
スイージーが、このお家で暮らす家族とともに、これからも育っていきますように。
(文:松岡)