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夫婦それぞれの工房

この距離感がちょうどいい。

妻の身体の不調をきっかけに、何かを変えたかったご夫婦。リノベーションを通して、毎日の気分も、体調も、夫婦の関係も、良い意味で大きく変わりました。妻の金継ぎ工房、モルタルの土間をはさんで、夫の料理工房。この距離感がちょうどいい。別々のことに夢中になっていても、何となく一緒にいる。そんな心地いい時間が流れていきます。

リノベーションするにあたり、趣味の金継ぎ工房をつくった。小さくてもこのスペースをつくって毎日が豊かになった。

工房のデスクには細かなものもしまえるように引き出しを付けた。桐の箱に無垢の扉。永く使えるものだからこそ、大事に使っていきたい。

興がのってくると、引き戸を閉めきり自分の世界に入り込む。半透明のガラスのおかげで、お互いになんとなく気配が感じられるのはよいところ。

夫が選んだ、メープル材のキッチン。土間のモルタルと同じように、表情があるグレーの天板を合わせた。

キッチンを夫に選んでもらったことで、趣味の料理はずいぶん本格的に。パンやお菓子にまで手を広げている。

やわらかな無垢の床は、キッチンに長時間立っていても疲れにくい。今後もっと歳をとっても足腰に負担がかからないように選んだ。

キッチンの引き出しの取手を「衣替え」。季節ごとに違うデザインを楽しむ。そんなゆとりを持てるようになった。


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