木漏れ日のあふれる、ツリーハウスのような家
作りたかったのは、居心地の良いくらし
周囲を6軒の家に囲まれた旗竿地。さらに、京都市内でも、建物の北側にかかる高さ制限が特に厳しい住宅地……ご夫婦はこの土地を紹介された際、設計士さんに一緒に見てもらい、「この土地でいい家を建てられますか?」と聞いたそうです。答えは「できると思います」。ここからすべては始まりました。
それまでマンションに住んでいたお二人が作りたかったのは、「自分たちにとって居心地の良い家」。
スキップフロアは無垢の木のフローリングとの相性が良く、どこにでもつい腰かけてしまう奔放さと、居心地の良さが生まれました。
車一台分ほどの幅の路地が、玄関へのアプローチ
玄関から階段を上がっていくと、キッチンが真正面でお出迎え。
キッチンとしての個性的なデザインや機能に魅せられながらも、まるで家具のようにこの空間になじむことが決め手となって選んだ。
南側の大開口の窓。隣家は見えない設計になっているので、周囲を家に囲まれていることを忘れてしまうほど開放感がある。
窓の向かいにあり、光がさんさんと差し込むキッチン。収納部分に扉が無いので、通気性が良いところも気に入っている。
キッチンの周りは回遊できる。
動線がスムーズであることも、窮屈さを感じさせないポイントのひとつ。
ミーレの食洗器は、頼もしい相棒。「絶対に入れようと思っていました」
家の中のどこに立っても、斜めに目線が抜けていくので、広々と感じる。スキップフロアにしたことで、各フロアに役割があり、一日の生活にメリハリが生まれるという意外な効果もあったそう。
玄関から階段を上った先には、広い踊り場がある。ここにピアノを置いているので、上側の階段を客席にして、ミニコンサートを開くこともできる。
玄関を入ってすぐにある洗面台は、トイレ用手洗い場との兼用。トイレが広く使えるうえ、外から入ってきてすぐに手が洗えるので便利。大きな鏡が光を反射するので、一階も十分に明るい。
お二人とも、ものづくりのお仕事をされているご夫婦。「家をつくることも、ものづくりと同じ。ゼロから作り上げていく過程がとても楽しかった」
[お客さまと木のある暮らしとのつながりデータ]
[建物種類] 戸建て新築
[ご家族構成] 2人(30代ご夫婦)
[ウッドワンの商品を選んだ理由] インテリアになじむ、家具のようなキッチンを探していた
[暮らしはじめて変わったこと]
すべてがフラットだったマンションと違い、スキップフロアの家では身体や目線のちょっとした縦の動きが気分転換にもなり、自然と生活にメリハリがつくようになった。